慢性の肩こりと腰痛持ちになり、しかも朝早く目が覚める体質になった。昔は早起きがとても嫌で、特に夏休みの朝のラジオ体操は苦痛だった。公民館でおやじ達と一緒に体操をするわけだが、出席カードにハンコをもらわなければならないとの理由でしぶしぶ参加したものだ。
NPO法人全国ラジオ体操連盟によると、ラジオ体操は人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動が組み入れられていて、加齢や生活の偏りなどに起因する体のきしみを取り除くらしい。美容にもよく、ダイエット効果もあると聞いたことがある。
しかしそう簡単に体は動かない。そんな時「ラジオ体操第一ご当地版」を知った。ラジオ体操の号令を、津軽弁や岩手弁などの方言に吹き替えたものだ。「サア ランズオタイソウ ヤルベス」 方言の号令は新鮮で、気持ちよく体が動く。
そうなると鳥取弁の号令も欲しい。「さあ、あんたぁもラジオ体操をしんさいなぁ〜」独特の音調や抑揚がさわやかな朝によく似合う。せっかくだから私が生まれ育った漁師町風の号令も考えた。威勢よく、語尾に力を入れるのが特徴だ。「胸を前にだせえや 足をもどすだがな」親しみのある号令ではあるが、一般的にさわやかと言えるかどうかは少し検討したい。
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