とっとりおやじ連のこと

平成17年年2月20日(日)大山青年の家において、「さぬきおやじ連合&とっとりおやじ連交流雪遊び大会」を開催しました。
この交流会において、さぬきおやじ連合栗林おやじ塾早谷川悟氏の立会のもと、とっとりおやじ連設立宣言を行いました。



 私の街では、子どもの数がめっきりと少なくなってしまった。子どもたちの笑い声は、街の活気の源なのに。昭和33年の東京下町を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のように、街中を群れて走る子どもたちの姿が戻ってこないかと思ったりする。ちなみに昭和33年の合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子どもの平均数)は2.11。それに比べて近年は約1.4と低迷しているからやむを得ない。

 おやじは、子どもたちと遊ぶのが大好きだ。全国に、子どもたちと遊ぶ父親を中心とした「おやじの会」がたくさんある。私たちも平成17年に県内のおやじの会の情報交換ネットワーク「とっとりおやじ連」をつくり、毎年イベントを開催してきた。

 さすがに10年も経つとおやじはじじいに成長し、子どもたちの桁外れのエネルギーに焼きもちをやく。控えめに子どもたちを見守ってはいるものの、ついつい口うるさくなってはいないかと下手な自制心も働いたりする。

 今では、とっとりおやじ連の活動は、学校の先生たちと一緒に開催するこども科学実験教室だけになってしまった。今年も子どもたちをしっかりと遊ばせようと、いや子どもたちに遊んでもらおうと、動かない頭と体に鞭を打っている。

 
日本海新聞 2014.8.29掲載

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