なんともいえない交通事故が相継いだ。
幼い子どもたちや妊婦さんが犠牲になるのは本当に痛ましい。
どんなに交通法規が厳しくなっても、自動車の安全対策が進んでも、事故が起こってしまう便利な道具が自動車である。
自動車の歴史を勉強したことがある。
人類史上初めての自動車事故は、1770年にフランスで開発された蒸気自動車の事故とのこと。
それから100年後に普及型の自動車が開発され、更に100年後の日本では、交通戦争と呼ばれるほどの交通事故による死者が増えた。
現代はこれだけ技術が発達しているのだから、人にぶつかってもダメージが少ない自動車、酒を飲んでいたり居眠りをすると動かない自動車、無免許の人には鍵がかからないといった自動車がほしくなる。
しかしそんな自動車ができたとしても、やはり事故は起こるのであろう。
便利な道具というものは、常に危険性をはらんでいる。
例えば原子力発電所もそうである。身近なところの携帯電話やコンピュータだって子どもに悪影響を与えたり、手元になければ生活に支障が生じる時代となった。
そうなると「便利」ということ自体を反省しなければならないと考えるのであるが、横着おやじにはかなりの難題である。
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